[PR]テレビ番組表
今夜の番組チェック

 

 

#001
山人に願いを届ける法のこと

山人は夢枕に立つこともできるが、立つ方も立たれる方もとても苦しい思いをするらしい。願い事は声の大きさではなく、思いの強さで届く。

#002

山は女人禁制であること

穢れた火というのがよくわからない。穢れた人間が山に登ろうとすると山人は邪魔し、極端な場合は殺すこともある。仙界には男色はないらしい。こっそり尋ねる平田もお茶目である。

#003

さまざまな薬方のこと

じつは鶏は飛ぶのが上手い。能あるニワトリは爪を隠すということか。

#004

山人の年中行事のこと

行事であっても酒はほとんど呑まない。何に願うのかが問題なのではなく、願いの真剣さが問題であるらしい。とはいえ、犬の小便にした願い事を叶えるのは山人も嫌だろう。

#005

魔物の正体を見破る方法のこと

仏などいないとか仏教なんか大嫌いだとかいっているわりには、あちらの神道は両部だという。わけがわからない。女の物を身に付けていると魔物に襲われない。女は魔物に襲われないのか?

#006

珍しい物のこと

石器の解釈が面白い。石の矢尻は神が戦に使ったもの。石斧は天から降ってきた物。なめるというのは意外。

#007

石のこと

屋代翁秘蔵の品がつぎつぎと現れる。増える妊玉は怪しい。石によってはひびなど自然に治ってしまう。石を継ぎ合わせる方法もある。

#008

磁石のこと

寅吉は遠い国に行ったとき、持っていった磁石針がとんでもない方向を指して困ったという話をする。平田はそれはこういうわけだと世界地図を持ち出して説明するのだが、その説明は説明になっているのか?
北極の近くに行くとそのような状態になるらしいから、もしかしたら本当に行ったのかも。

#009

須弥山、極楽浄土のこと

須弥山はないという理由。「地球のすみずみまで飛び回ったがそんなものはなかった」。すごいぞ、寅吉。「西へ西へと行くと東に辿り着くから、地球は丸い」。すごいぞ、寅吉。マゼランより遅いけど、体験的に知ったなんて。海の水や人が落ちない理由を平田が説明するけど、やはり怪しい。「極楽なんてない。地球の周囲は十万億土もないから」。すごいぞ、寅吉〜。ところで、師は外国語ができるのだろうか、できないのだろうか。

#010

不思議な地のこと

私はヒマラヤの奥、あるいは地下にあるというシャンバラではないかと思う。いるのは日本人ばかりだというのが解せないが。

#011

山人が火災を起こすこと

悪い人の家、穢れた家は焼かれる。神通力を得れば体のどこからでも火が出る。火界禅定とか不動明王とか。『封神演義』でも仙人連中の基本技に「三昧火」というのがあった。

#012

星を通り抜けたこと

空を飛ぶといっても半端ではない。遠く宇宙までいってしまう。月は近づいてみると意外に暖かく、穴が空いており、向こうの星が見えてしまう。蘭学者佐藤信淵による天体物理学の講説もある。 

#013

太陽のこと

太陽から電光のように炎が飛んでいるというのがすごい。フレアを見たのか。

#014

迦陵頻伽・雷・竜のこと

ようやく最初の話がでてきた。随分話が違っている。それでも手があるというのだからあなどれない。雷獣はともかく、竜はかなり情けない姿である。

#015

雲の色・地震・潮の満ち引きの理由のこと

彩雲というやつは私も見たことがある。いわゆる五色の雲。雲に映った虹のようだった。瑞祥といわれているが、別にいいことはなかったと思う。

#016

占いのこと

脇毛占い……。

#017

口寄せ・いたこのこと

犬神法。邪悪だ。

#018

忌詞のこと

泣くと神が耳をふさいでしまう。「悪い」「ぼさつ」など口にしてはいけない言葉がある。あちらにもあるが、こちらほど気を遣うことはない。

#019

祈祷のこと(1)

両部の法を修するのはわざわざ神の手をわずらわせるのは恐縮だから。そこらへんの低級霊でも用が足りるらしい。なんか納得いかない。

#020

祈祷のこと(2)

寅吉自身は病気治しに加持祈祷などするより、よい医者にかかって薬を服用するのが一番だと思っている。意外と常識的。平田や屋代翁は下手に薬を飲むより、副作用のない加持祈祷が第一だという。う−ん、これもひとつの見識ではある。実際、胸「焼け」に手押しポンプの絵が効いてるんだし?

#021

己の本分を守ること、成就の秘訣のこと

人間は山人を羨み、山人は人間を羨む。人は人の本分を守って生きるべきだと寅吉はいう。寅吉自身、自分の宿命に複雑な感情を抱いていることが明かされる。平凡な子供に生まれたかったと思うこともあったかも知れない。選ばれし者の恍惚と不安、ともに我にあり、というところか。

最後の一念によって来世の運命が決まるというのは誤りであり、日頃から心がけていなければ最後の一念など何の意味もない。固く決心して行えばできないことなどないというが、山人になろうと決心すればなれるのだろうか?

#022

師を祭ってはいけないということ

前にも同じ話が出た。祭るのは神が第一。それ以外のものを祭るのは妖魔が依るなどするので良くない。コックリさんがいけないというのはこういう理屈か。

#023

神が尊く仏が卑しい理由のこと

要するに、日本に生まれたからには神の子孫なのだから神を祭るのは当然、さらに仏道は釈迦という人間が開いたつくりものなので神の道とは比べるべくもない、ということ。一応、仏教には釈尊の前世譚があるし、法身は常住とされているのだが、寅吉は知らなかったらしい。寺で習わなかったのか。雨乞いには孔雀明王経(?)があるぞ。男女の道を絶ったのはたしかに困るな。寅吉の仏教嫌いは、仏教そのものよりむしろ低俗な僧を嫌っているように見える。

#024

山人が男女の道を絶つこと

平田、意外にも山人の矛盾を突く質問をする。寅吉、明快な説明ができない。

#025

鬼物の起縁のこと

妖魔の出自は人間。日頃から悪念を持つことなく、魂の連続体を汚さぬように気を付けなければならないとのこと。地獄や極楽はないともいう。あるかどうかもわからぬものに人生を賭けるのは危険。

#026

慢心は魔道に落ちる機縁となること

学問をすること自体は大変良いことだが、道を究めることなく中途半端な学識を鼻にかけるのがどうにも良くない。ルシフェルが堕天した原因も神に次ぐ地位にあるという慢心だったそうな。己の本分を守るということにもつながる。それって何だというのが特に現代では大きな問題だが、適当に暮らせる程度で満足するのが幸福なんだと寅吉はいう。足るを知る。