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| #001 |
友人に誘われ天狗小僧を訪ねた平田は、寅吉の人を見ぬく鋭い洞察力に驚く。
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| #002 |
平田は寅吉に神誘い(神隠し)に遭った経緯を尋ねる。寅吉は幼い頃から予知能力を持っていた。あるとき、不思議な壷を操る謎の老人に誘われて山へ向かう。
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| #003 |
ついに今の師匠と出会う。 寅吉は家と山を往復しながら修行を積む。
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| #004 |
予知能力(?)がますます磨かれ、宝くじを次々と当てて近所の評判となる。師匠に連れられ諸国を巡る途中、たったひとりで置き去りにされてしまう。親切な神主に助けられる。
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| #005 |
ホームシックにおちいり、家に帰される。
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| #006 |
家に帰るも、家族とそりが合わない。働きに出るものの、修行が長く、世渡りが下手なため、奉公先でも疎んじられる。今の寄宿先の主人に拾われ世間の寵児となるが、将来に不安を抱く毎日を過ごす。はじめて訪ねてきた平田に出会い、愁眉を開く。
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| #007 |
平田、手を尽くして寅吉を自宅に招く。
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| #008 | 風砲の話その他 |
仙界には「風砲」というものがあるという話を聞き驚く。寅吉は意外に字もうまかった。翌日も寅吉を招くことに成功するが、寅吉は岩笛に夢中である。
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| #009 | 鳥もちを弱くする術、風雨を呼ぶ術のこと |
寅吉は咒文を唱えて罠に掛かった鳥を放し、幣を切って風雨を巻き起こす。しかし、寅吉にとってはなにもたいしたことではないらしい。
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| #010 | 寅吉、山へ帰ろうとすること |
平田はなんとか寅吉に笛を作らせたい。血相を変えて駆けている寅吉を門人が捕まえる。すぐ山に帰るという寅吉をなんとか引き留めることに成功した。
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| #011 | 寅吉、美成にだまされること |
寅吉は笛を作るが、妙によそよそしい態度である。問いつめると、美成に平田の悪口を言い含められていたことがわかり、誤解を解く。
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| #012 | 寅吉、鬼ごっこに大喜びすること |
寅吉は数多くの文字を知っていたが、なぜか読むことができない。また山に行こうとする寅吉の気を引くために鬼ごっこを提案すると、これが非常に気に入ったらしく、夜通し鬼ごっこをする羽目になる。
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| #013 | 寅吉、山に帰ること |
とうとう寅吉が山に帰る。平田は寅吉に天狗への手紙、自著を託す。
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| #014 | 寅吉、山から戻ること |
寅吉が江戸を去った後、評判はいよいよ高まる。2週間ほどたって、寅吉は突然戻ってきた。師匠へと託した書状、本への反応はいまひとつのようである。寅吉の怖いものが判明して大笑いとなる。
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| #015 | 寅吉、とんちも利くこと |
寅吉は、なぞなぞにも才能を示して、意外と世間の物事にも詳しいのではと思わせる。
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| #016 | 寅吉、書の目利きをすること、不思議な楽器のこと |
寅吉は書を見て、書いた人の性別、年齢、身分を言い当てる。オルゴールを見て、山にも似た楽器があるという。平田の家は寅吉を訪ねる人で大盛況である。
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| #017 | 寅吉、奇妙な歌を詠むこと、いたずら好きのこと |
友達との別れに、彼らしいひねりの効いた歌を贈る。寅吉のいたずら好きは想像を超えるものであったらしい。よく一緒に暮らしていられたものだ。
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| #018 | 寅吉、嘘つき呼ばわりされること |
いわれのない誹謗中傷に寅吉はいたく機嫌を損ねる。噂がどう伝わったものか、寅吉を天狗の生んだ子だと思いこむ者が現れて皆を笑わせる。
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| #019 | 寅吉、真言僧と大喧嘩すること(1) |
寅吉は以前から招きのあった名主の家に出かける。平田は心配でならない。
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| #020 | 寅吉、真言僧と大喧嘩すること(2) |
いいかげんな僧の態度に、寅吉は怒り心頭に発し、徹底的に攻撃する。
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| #021 | 寅吉、真言僧と大喧嘩すること(3) |
寅吉大暴れ。すさまじい食欲を見せる。霊の憑依は体力を著しく消耗するためか?
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| #022 | 荘吉、平田の弟子となること。神仙に薬方を授かる話 |
わがままな弟と名主の間に挟まれて窮地に立たされた荘吉は一計を案じ、平田の弟子となる。知識人が例証を挙げて寅吉を擁護する。
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| #023 | 寅吉、金玉の光る話を真に受けること |
よくいえば純真素朴な寅吉。稲雄に簡単にだまされてしまう。それにしても猫が気の毒である。
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| #024 | 平田、修行者の心得違いを正すこと |
訪れた修行者を平田が教導する。「ただの木像であっても拝む者があれば妖魔が取り憑いて怪を為すものだ」という平田の言葉に寅吉も同意する。
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| #025 | 平田、誹謗中傷に心を痛めること |
いわれのない誹謗を身に受け、とまどう平田。思わず不幸な星の下に生まれた自分を嘆き、弱気になってしまう。
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| #026 | 寅吉を疑う人、神主を誑かすもののこと |
寅吉を疑う人のこと二題。寅吉は「自分ですら山人に仕えることになった運命が善か悪かはわからない。まして世間の人が疑うのは当然だ」という。神に魅入られた者の戸惑いが伺われる。(上)一之巻、了。
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